女性脳と女性ホルモン

生理中にイライラすると感じる女性が多いのは、生理中は女性ホルモンのバランスが崩れやすくなるためです。
では女性脳に女性ホルモンがどのような影響を与えているのか紹介していきます。

女性脳と女性ホルモン・エストロゲン

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンと呼ばれるホルモンが存在します。
エストロゲンには、ノルアドレナリンを活性化させる作用があります。
ノルアドレナリンが活性化すると、気分が上昇しますが、エストロゲンが過剰に分泌されると、女性ホルモンのバランスが崩れ、気分がふさいでしまったり、うつ病の症状が現れる可能性があるので注意が必要です。
男性と比べ女性の方がうつ病の患者が多いのは、女性ホルモンが脳に与える影響が関与していると言えるでしょう。

またエストロゲンには、甲状腺の機能を抑制する働きがあります。
そのため過剰に分泌されてしまうと、甲状腺の代謝機能が低下する事で、脳の機能が低下してしまいます。

女性脳と女性ホルモン・プロゲステロン

次にプロゲステロンが脳に与える影響ですが、実は脳細胞には血液中の20倍のプロゲステロンが存在します。
20倍も存在するわけですから、当然脳に重要な働きがあるはずです。
しかし、現時点では、人間の脳には解明されていない謎がたくさん存在し、プロゲステロンが脳に与える影響も明確にはされていません。

ですが、プロゲステロンが体内に多い母親から生まれた子供の方が、プロゲステロンが体内に少ない母親から生まれた子供よりも知能が高いという報告があります。
加えて、ラットの研究ではプロゲステロンを与えたラットの脳の損傷が回復したとも言われています。

ただし、女性ホルモンの分泌量が多ければいいという訳ではなく、むしろエストロゲンとプロゲステロンのバランスが重要だと言えます。
そして女性ホルモンのバランスが取れている女性脳は、知力や集中力がアップすると言われています。
ですから、逆に女性ホルモンが急激に減少してしまう、更年期や女性ホルモンのバランスを崩しやすい妊娠時には女性は特に身体的にも精神的にも注意が必要だと言えるでしょう。

また女性脳には女性ホルモンが、男性脳には男性ホルモンが働く事で、男女の脳の違いは大きくなるので、思春期前と思春期後では、男女の脳は大きく変化すると言えるでしょう。